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冷凍庫の霜取り実はカンタン!方法を解説
直冷式の冷凍庫は使っているうちに、庫内に霜(氷のかたまり)がついてきます。 この霜を放っておくと電気代が増えたり、庫内が冷えなくなる原因になってしまうので霜が厚くなる前に定期的に霜取りを行いましょう。
面倒くさい霜取りですが、方法はそんなに難しいものではありません。 1度やってしまえば次からは慣れてしまうので簡単にできるようになります。
霜取りのやり方を説明していきましょう。
- 冷凍庫の霜取りの方法が知りたい
- 霜が付く原因とは
- 冷凍庫の霜取りの方法
- まちがった霜取りのやりかた
- 霜をつきにくくするには
- 霜取り不要な冷凍庫とは
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霜がつく原因とは
冷凍庫に霜がつく原因は、庫内の湿度が高くなってしまったときにおこります。 空気中の水分が庫内に付着し冷やされると氷になり、その積み重なりが霜となってこびりつくのです。
庫内の湿度が高くなる原因は、
- 冷凍庫のドアの開け閉めが多いと、外から入ってきた暖かい空気が凍って霜になります
- 冷凍庫のドアパッキンが劣化すると、しっかり閉まらないため外からの空気が入り込んで霜になります。
- 暖かいものを入れてしまう
冷凍庫のドアの開け閉めが多い
冷凍庫のドアの開け閉めが多いと、外の暖かい空気が庫内に入って霜になります。 そのため、冷凍庫のドアを開閉する頻度が多いと、庫内の霜がつくことが多くなります。
主に空気中の湿度が高い夏などに霜が多くつきます。 冬は乾燥しているので、そこまで影響はしません。
冷凍庫のドアパッキンが劣化している
冷凍庫のドアの開け閉めと同じ理由です。 冷凍庫のドアパッキンが劣化していると、劣化したところから空気が入り込んで、霜が付着します。 これは自分で見つけることは難しいので、あまりにも霜がたくさんつくようであれば、業者さんにみてもうのがいいでしょう。
冷凍庫に暖かいものを入れてしまう
冷凍庫に暖かいまま入れてしまうと、庫内の冷凍品が溶けて、空気中に水蒸気が発生し、それが霜になって付着します。 冷凍庫にいれるときには、暖かいものは冷ましてから入れるようにしましょう。
霜がつくと何が問題
冷凍庫に霜がつくと一体なにが問題なのでしょうか。
冷凍庫を冷やすためには、冷却する機械が冷凍庫の上部や側面に埋め込まれています。 冷凍庫はこの壁に埋め込まれた機械を使って冷気を出しているので、一番冷える所(壁)から霜がついていきます。
冷やす部分に沢山霜がついてしまうと、冷気は付着した霜に吸収されてしまうため、庫内の温度は下がりにくくなり、結果的に冷凍庫の中は冷えなくなってしまいます。
冷えなくなると冷凍庫は頑張って冷やそうとパワー全開で稼働するので、電気代がかかわる割には全然冷えないという悪循環が起こります。
この状態を改善するために、定期的な霜取りが必要になります。
霜取りの手順
準備するもの
霜取りに必要なものです。
- 大きめのタオル(冷凍庫の下に敷くもの)
- ふきん(中の霜をふき取ります)
- バケツ(お湯をいれておきます)
- 商品を入れておくもの(クーラーボックスなど)
- 霜取り用のヘラ(プラスチック製)
- ドライヤー(使わないかも)
事前準備
霜取り作業をするときには、邪魔にならないよう中の商品を一度取り出します。 取り出した商品はクーラーボックスなどの保冷ができるものにいれるか、段ボールなどの箱の中に保冷剤と一緒に入れて保管しておきましょう。
霜取り作業は霜の厚さにもよりますが、30分から1時間くらいかかります(霜があつければもっと)。 夏の暑い時期であれば簡単に商品が溶けてしまうかもしれません。 できるならば霜取りをすると決めたら、準備期間をもうけて徐々に冷凍庫の中身を少なくしていくことがよいでしょう。
霜取り作業
霜取りの目的は簡単です。 庫内の霜をとかしてふき取っていきます。
霜があまりついていないとき
霜があつくなってしまう前に定期的にタオルでふきとれば、かたい霜を一生懸命にはがす作業はなくなります。 この霜取りの方法は、バケツにお湯をため、バケツで温めたタオルで庫内の霜をふきとれば完了です。
作業も短時間で終了しますし、冷凍庫の清掃にもなるのでおすすめです。
霜が厚いとき
日々の生活も忙しいので冷凍庫の霜ばかり気にしてられませんよね。 ある日、気が付いた時には霜があつくなっていることでしょう。
霜が厚くなってしまったときには、冷凍庫の運転をとめて霜を溶かしてからはがしていきます。
1.冷凍庫の中身を取り出し、冷凍庫の運転を停止する
冷凍庫の中身をクーラボックスや段ボールなどにいれて保冷しておきます。 そして、霜を溶かすため冷凍庫の運転を停止します。
冷凍庫の運転を停止すると溶けた霜が下に流れていきますので、水浸しにならないようにタオルをしいておきましょう。
2.冷凍庫の扉をあけて霜をとかす
冷凍庫の扉をあけたままで霜を溶かします。 そのとき扇風機の風を当てると早く溶けるようになります。
季節にも影響しますが、霜がかなりあついときには、時間をおいてもなかなか溶けないこともあります。
そのようなときにはドライヤーをつかって冷凍庫と霜の間に暖かい風をあて、霜を壁からうかしてみましょう。
3.壁の霜をはがして、タオルでふく
冷凍庫の壁についている霜がとけてはがれてきたら、プラスチックのヘラ(なければ100均などで購入してもよい)などで霜をはがしていきます。 このとき、霜がまだ壁にくっついているようであれば、無理やりはがさないようにしましょう。 無理やり霜をはがすと冷凍庫の壁が変形して故障の原因にもなります。
全ての霜がとれたら、タオルで庫内を清掃します。
4.冷凍庫に中身をもどし、運転を再開する
これで霜取りは完了しました。 保管しておいた中身を庫内にもどし、冷凍庫の運転を再開しましょう。
まちがった霜取りのやりかた
目的は霜をとってしまえばいいので、結果的に霜が取れれば間違ったやりかたというのはありません。
ただ、以下のような方法だと冷凍庫を壊してしまう恐れがあります。 意外とデリケートな家電ですので、やさしく扱いましょう。
ドライヤーを高温で当て続ける
頑固な霜を溶かすには溶けるまで待つか、温度を上げて溶かすなどの方法があります。 霜と冷凍庫のくっつきをはがすには、ドライヤーを使うのが早いと思います。
でも、注意しなければならないのは、冷凍庫の壁は柔らかい素材で作られているので高温になると変形してしまいます。 壁の内部には特殊な素材をつかっていたりもするので、そこが壊れてしまうと、最悪冷凍庫が使えなくなってしまうこともあります。
※ ドライヤーを禁止している冷凍庫もありますので、説明書を確認してから使いましょう。
アイスピックや金属製のヘラを強引に使う
ドライヤーと同じようにアイスピックや金属製のヘラで強引に霜をはがそうとすると、冷凍庫の壁までもはがれてしまったり穴があいたりすると、冷凍庫が使えなくなってしまいます。
霜がつきにくくするには
霜取りは、なかなか面倒な作業です。 なるべく霜がつかないようにして、次の霜取りまでの間隔は開けておきたいところです。
冷凍庫に霜が付きにくくするには、壁にクッキングオイルスプレー(もしくはサラダ油)を薄く塗っておくと霜が付きづらい、また霜がついてもすぐにとれるといわれています。
霜取り不要な冷凍庫とは
冷凍庫の冷却方式には直冷式とファン式があります。 主に霜がつく冷却方式は直冷式なので、これから冷凍庫の購入を考えているときには、ファン式も検討してみてはいかがでしょうか。
ファン式であれば、自動で霜を溶かしてくれるので、庫内には霜はつかず霜取り作業が不要になります。
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