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小型冷凍庫を選ぶために必要な5つのこと
冷蔵庫は食材を保管しておくのに大変便利です。 近頃では食材を多く買って冷凍保存しておく家庭が増えています。 冷蔵庫の冷凍室だけでは足りないなと感じた時には、冷凍庫を新たに追加してみるのもいいかもしれません。
冷凍庫には種類や大きさがいろいろあります。 今回は小型冷凍庫についてお話します。
- 冷凍庫って種類が沢山あるから、どんな基準で選んだらいいのかよくわからない
本記事では小型冷凍庫を選ぶときに何に注意して選べばよいかがわかるようになります。
- 冷凍庫を選ぶときに必要なこと
- ドアタイプ(ドア式/チェスト式/引き出し式)
- 希望する大きさ(容量)
- メンテナンスに手間をかけられるか
- 価格
- 置き場所
- 冷凍庫の冷却方法には2つある(直冷式/ファン式(間冷式))
あなたにあった冷凍庫が探せる記事はこちら ⇒ はじめて家庭用冷凍庫を買うときに必要な知識と選び方7選
小型冷凍庫を選ぶための知識
冷却方式
冷凍庫の冷却方式には2つあります。
- 直冷式
- 間冷式(ファン式)
直冷式とは、冷却器が庫内に設置されている簡単な冷却方式です。 しくみは単純ですが、庫内の温度を一定に保てるため冷却能力は高くなります。 直冷式では庫内に霜がついてしまうため、定期的に霜を取る作業が必要です。
間冷式(ファン式)は、冷却器が庫外にあり、冷やした冷気をファンを使って庫内へ送り込むしくみです。 霜は冷却器につきますが、ついた霜を自動で溶かしてくれる機能があります。 庫内へ霜はつかないので、霜取り作業はいりません。 家庭にある大型の冷蔵庫と同じ使い方を想像してもらえるとよいでしょう。
小型冷凍庫には間冷式(ファン式)のものも販売されていますが、商品数は少なく価格も直冷式冷凍庫と比べると少し割高になっています。
タイプ(開閉方式)
冷凍庫のタイプは3つあります。 前に開くドア型と上部に扉がついているチェスト型、タンスのように引出がついている引き出し型があります。
ドア型は前開き型ともいわれ、冷蔵庫と同じようにドアを手前に開いて使います。 食材を取り出すのに大変便利です。 デメリットとしてドアを開けると庫内の冷気が逃げてしまうので、ドアを開けた後に元の温度に戻るまでには時間がかかります。 この冷気を逃がさないようにトレーで仕切られている冷凍庫もあります。
チェスト型は上開き型やストッカーともいわれ、冷凍庫の上部を開いて使います。 冷気は下に沈む性質があるので、ドアを開けても冷気は逃げにくく庫内の温度は変わりにくいです。 ですが、上から食材を取り出すため、底にある食材などは取り出しにくくなります。 庫内の温度が一定に保つことができるので、長期保管をすることに適しています。
引き出し型はタンスのように引き出しがついていて、それぞれが別々に開閉することができます。 チェスト型をちょっと取り出しやすくしたような感じでしょうか。 残念ながら小型冷凍庫には引き出し式は販売されていません。
必要な大きさ
希望される冷凍庫の大きさは、各ご家庭でまちまちです。 小型冷凍庫を選ぶうえで一番悩む項目だと思います。 大きさに不安があるときには、ワンサイズ大きいものを選んでおいた方がよいでしょう。
50L以下
ランキングの中では一番売れているサイズです。 このサイズの冷凍庫は四角い形のドア型になります。 冷却方式は直冷式しかなく、霜取りは必ず必要です。 小さいから置き場に困らないかといえば決してそうではなく、床を占有してしまうけれど高さはないので逆に扱いに困ることもあります。
小さい冷蔵庫の上に置く、ゲスト用の応接に置く、店舗で使うなどが考えられるでしょう。
60L~90L
50L以下では物足りないときの冷凍庫。 ほとんどが直冷式ですが、少しだけファン式のものも販売されています。(下の商品はファン式です) 一人暮らしでは大きめですが、自炊が好きな人には使いこなせるのではないでしょうか。
100L~200L
小型冷凍庫ではちょっと心配かもという人にはこちらのサイズをおすすめします。 将来ご家族が増えることがあれば、こちらの方がより選択できる商品が増えますよ。
サンプルとして僕が考えたライフスタイル別で必要な容量を表にしてみました。 参考になれば幸いです。
人数 | ライフスタイル | おすすめの冷凍庫 |
---|---|---|
一人暮らし | ・自炊はしない ・アイスクリームの保管 ・晩酌用のロックアイスを常備 | 30L~59Lの冷凍庫 |
一人暮らし | ・自炊をする ・お弁当用の冷凍食品を常備 ・料理は多めに作って冷凍 | 60L~99Lの冷凍庫 |
二人暮らし | ・毎日料理をする ・買い物は週末のみ ・ときどきコストコ | 60L以上 |
もちろん一人暮らしでもガンガン食材を保管したい人は、大きい冷凍庫を購入するのもありです。 大きければメリットも大きくなります。
手間をかけられる
冷凍庫の冷却方式で直冷式と間冷式(ファン式)をお話しました。 直冷式冷凍庫にはどうしても霜がついてしまいます。 この霜を取る手間をかけられるかどうかも買うときの基準になるでしょう。
霜の取り方は、冷凍庫の中のものをいったん取り出し、電源を落とし霜を溶かしていきます。 溶けた霜は付属しているヘラで取り除いていきます。 全て取り除いたら、取り出した食材を戻して電源を入れて終了です。
作業は簡単ですが、商品を取り出したり、霜を溶かしたりするのに時間がかかるため、手間がかかりますね。
霜取りの頻度は、冷凍庫の大きさやドアの開閉の多さによって霜の付き方が変わってきますから、3か月に1回とか、年に1回など使う人によってまちまちです。
小型冷凍庫は直冷式が多く、ファン式の小型冷凍庫はあまり販売されていません。 霜取りの手間がかかるのが嫌だなと思う人は冷凍庫の容量を大きくしてファン式にしてみるなど検討してみましょう。
価格
直冷式冷凍庫であれば、30L~99Lであれば12,000円~25,000円程度。 間冷式は直冷式に10,000程度加算した価格になります。
本体の価格以外にリサイクル費用や配送料などがかかってきますので、購入時にあわせて確認しておきましょう。
設置場所
冷凍庫を購入するときには、あらかじめ設置場所を決めておくことが必要です。 冷凍庫は冷却するしくみとして、内部で生まれた熱を冷凍庫の表面で発散して温度をさげます。
効率よく冷却するためには、この熱を下げやすくするために冷凍庫のまわりを10cm程度あけるといいでしょう。 この10cmも考えて置く場所を考えてみましょう。
その他
電気代
小型冷凍庫であれば、そこまで気にしないかもしれませんが、あらかじめ電気代を計算しておくこともできます。
冷凍庫の商品情報には年間消費電力という項目があります。 ここには1年間で使う電力の目安が記載されています。 例:132kwh
平均的な消費電力の価格を 27円/kwh として計算すると
132 kwh × 27 円/kwh = 3,564 円(1年間にかかる電気代の目安)
さらに12で割ると1ヵ月あたりの電気料金の目安が計算することができます。
3,564 円 ÷ 12 ヶ月 = 297 円(1ヵ月にかかる電気代の目安)
297 円が冷凍庫の1ヵ月にかかる電気代の目安です。
急速冷凍
急速冷凍で食材中の水分が氷になる前に素早く冷凍することができれば、食材の美味しさや栄養、食感を保つことができます。 ゆっくり冷凍してしまうと、食税の美味しさが氷の結晶となってしまい、解凍したときにドリップとなって流れ落ちていってしまうのです。
というとても素晴らしい機能なのですが、小型冷凍庫の急速冷凍では、鮮度を保てるまでの急速冷凍は難しいでしょう。 美味しさにこだわるときには、超低温冷凍庫というものがあるので、そちらを購入しましょう。
超低温冷凍庫はこちら ⇒ 家庭用冷凍庫より強力な超低温冷凍庫があるのをご存知ですか?
静音
冷凍庫の出す音は基本小さい音です。 キッチンに置いてあれば気になるほどではありません。 寝室に置く必要があるときには、なるべく小さい音を選ぶほうがよいでしょう。
小型冷凍庫の出す音は、25db~30db程度です。 これがどのくらいの音かというと
騒音値(db) | 目安①(うるささ) | 目安②(身体/生活への影響) | 騒音発生源と距離(大きさの目安) |
---|---|---|---|
40db | 普通 | 聞こえる会話には支障なし | ・市内の深夜 ・図書館 ・静かな住宅地の昼 |
30db | 静か | 非常に小さく聞こえる | ・郊外の深夜 ・ささやき声 |
20db | 静か | ほとんど聞こえない | ・ささやき ・木の葉のふれあう音 |
かなり静かだということですね。
まとめ
小型冷凍庫を選ぶために必要な知識をお話しました。 必要な知識はこんな感じでしたね。
- タイプ(ドア式/チェスト式)
- 必要な大きさ
- 霜取りができるか
- 価格
- 設置場所
冷凍庫は大変便利な家電です。 口コミを見てももっと早く買えばよかったという声が多くみられます。
購入を検討するときにどの項目を重要とするかはあなたのライフスタイルによって変わります。 小型冷凍庫にこだわらず、中型冷凍にしたり、冷凍室を大きくしたいのであれば冷蔵庫を買い替えるという方法もあります。
あなたの希望にあった冷凍庫がみつかるといいですね。
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