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冷凍庫の直冷式はファン式よりもよくないの? メリットとデメリットを考えてみた。
冷凍庫には間冷式(以後ファン式)と直冷式があります。 ファン式は、霜取りを冷凍庫自身が自動でやってくれるのでとても便利です。
直冷式には霜取り機能が付いていないから、おすすめじゃないのかといえばもちろんそんなことはありません。 むしろ食材の保管に関しては直冷式の方がファン式より優れているところがあります。
直冷式冷凍庫のよいところを見ていきましょう。
もんま
3児の父であり、職業はプログラム開発。
冷凍庫を購入してから家電に興味を持ち始め、いろいろな製品を調べるのが好き。
家電好きが高じて家電製品アドバイザーの資格を取りました。
あなたにあった冷凍庫が探せる記事はこちら ⇒ はじめて家庭用冷凍庫を買うときに必要な知識と選び方7選
ファン式と直冷式の違い
冷凍庫の冷やす方式にはファン式と直冷式があり、それぞれ仕組みが異なります。
ファン式は庫内と分離された場所に設置されている冷却器で冷気を作り、その冷気を庫内へファンで強制的に送り込むことで冷却します。
ファン式でも霜はつきますが、庫内ではなく冷却器に付きます。 冷却器にはヒーターが取り付けられているので定期的に霜を自動で解凍します。 このときヒーターを使用しているため、庫内の温度は多少上昇します。
直冷式は冷却器が庫内に取り付けられているので、庫内で作られた冷気が自然に内部へ充満する仕組みです。
庫内に冷却器があるので霜をとるためのヒーターはついておらず、人が定期的に霜をとることが必要になります。 霜取りは必要ですが、ヒーターによる庫内の温度上昇は起こらないため、一定の温度を保つことができます。
このようにファン式はちょっと複雑で、直冷式は単純な仕組みになっています。
直冷式のメリットとデメリット
直冷式のメリット・デメリットを見ていきましょう。
メリット | デメリット |
---|---|
手ごろなお値段 音が静かで電気代も節約 庫内が広く使える 庫内の温度変化が少ない | 定期的な霜取りが必要 |
なんとデメリットは霜取りだけしかありません。
手ごろなお値段
直冷式冷凍庫はファン式と比較して構造が単純であるため、安価で販売されています。 冷却性能はファン式と比べても変わらないので、ご予算があまり取れない時には、直冷式を選択するのもありです。
音が静か
ファン式のように冷気を強制的に対流させず、自然に冷却し自動霜取りのためのヒーターもないので、その分音が静かで多少ですが電気代も節約することができます。
庫内が広く使える
ファン式に比べて構造が単純なので庫内が広く使え、商品をより沢山格納することができます。
霜取りが必要
これが直冷式の最大のデメリットになります。 ファン式と直冷式の判断基準はもうこれだけと言ってもいいでしょう。
ファン式では冷気をファンで冷凍室に送り込んでいるので、内部の冷却器に霜が付いても、霜を溶かすためのヒーターを使って暖め、霜を自動で取り除くことができます。 しかし、直冷式は冷却器が冷凍室内部にあるため、暖めることができません。
冷却器には必ず霜が付くので、定期的に手で取り除く必要があります。 霜が付いたまま放置しておくと、霜は冷気を遮断してしまう性質があるので冷却効果が落ち、庫内が冷えなくなってしまいます。
庫内が冷えないと、冷凍庫はさらに冷やそうとするため、電気代も増えてしまうことになります。
霜取りは1ヵ月に1度、5mm程度を目安に作業をしましょう。 霜取りをするときには庫内の商品をすべて取り出すことが必要です。 商品が溶けないようにクーラボックスや他の冷凍庫へ一時的に退避するのがよいでしょう。
直冷式にはいろいろな型が選べる
直冷式には、冷蔵庫のようなドア型と上部に扉が付いているチェスト型やタンスのように引出が別々になっている引出型があります。
直冷式の冷凍性能を最大限に受けるには上部に扉が付いているチェスト型がおすすめです。
冷気が逃げにくいから長期保管に向いている
冷気は高いところから低いところへ移動する性質があるので、ドア型だと扉の開閉時に冷気が一斉に逃げてしまいます。 チェスト型は上部に扉が付いているので、開閉時に冷気が外へ出てしまうことが少なく、冷凍室の温度が常に一定に保たれるため、長期の保管に適しています。
何年もの期間保存するためには一般的な冷凍庫では冷凍焼けを起こしてしまいます。 長期の間、食材を新鮮な状態で保ちたいときには、高価ですが超低温冷凍庫を検討してみましょう。
下の食材が取り出しにくい
チェスト型は上に扉がある構造上、下から上へと物が積まれていきます。 底が深い大容量の冷凍であればあるほど、下の物が取りにくくなります。 ドア型だと一目でどこに何があるかわかるので、これについてはドア型が便利ですね。
どっちがいいの?
では、ドア型とチェスト型はどちらがよいのでしょう? それはライフスタイルによって選択することになります。 食材を短期間(二週間程度)で消費するのであればドア型、長期保管を考えているのであればチェスト型になります。
購入した食材を冷凍庫に保管し、1~2週間程度で消費する生活スタイルであれば、ドア型の冷凍庫の温度変化があっても特に影響はないでしょう。
お肉や魚を長期間に渡って保管するようなスタイルであれば、温度変化の少ないチェスト型冷凍庫で管理するほうが温度による影響を受けないので良いでしょう。
人気のドア式冷凍庫
アイリスオーヤマ 冷凍庫 60L IUSD-6B
- 冷凍庫(直冷式)
- ドアの開き方:右開き
- 外形寸法:幅480×奥500×高850mm
- 定格内容量:60L
- 年間消費電力量:132 kWh/年
- 重さ:26kg
- 電源:100V
- 運転音:26b
- 付属品等:ケース
- メーカー製品情報
小さめの冷凍庫です。 直冷式なので、定期的な霜取りが必要になります。
色は白、黒の2種類。 ちょっと冷凍室が足りないかなという方におすすめ。
アイリスオーヤマ 冷凍庫 85L IUSD-9B-W
- 冷凍庫(直冷式)
- ドアの開き方:右開き
- 外形寸法:幅550×奥582×高845mm
- 定格内容量:85L
- 年間消費電力量:171 kWh/年
- 重さ:32kg
- 電源:100V
- 運転音:26b
- 付属品等:ケース
- メーカー製品情報
小型サイズの冷凍庫。 IUSD-6Bより少しサイズがアップしています。
直冷式なので、定期的な霜取りが必要です。
アイリスオーヤマ 冷凍庫 175L IUSD-18A-W
- 冷凍庫(直冷式)
- ドアの開き方:右開き
- 外形寸法:幅550×奥582×高1,430mm
- 定格内容量:175L
- 年間消費電力量:282 kWh/年
- 重さ:44kg
- 電源:100V
- 運転音:26b
- 付属品等:ケース
- メーカー製品情報
中型サイズの冷凍庫。 直冷式なので、定期的な霜取りが必要です。
前開きのため、冷蔵庫とおなじように扱うことができます。
シャープ 冷凍庫 86L FJ-HS9G
- 冷凍庫(直冷式)
- ドアの開き方:右開き
- 外形寸法:幅550×奥575×高865mm
- 定格内容量:86L <63L>
- 年間消費電力量:170kWh/年
- 重さ:32kg
- 電源:100V
- 運転音:- db
- 付属品等:ケースx4
- メーカー製品情報
小型サイズの冷凍庫。 直冷式なので、定期的な霜取りが必要になります。
中は4段に分かれており、ケースが付いているので商品が整理しやすくなっています。
また、前開きなので冷蔵庫と同じように扱うことができます。
人気のチェスト式冷凍庫
アイリスオーヤマ 冷凍庫 100L PF-A100TD-W
- 冷凍庫(直冷式)
- ドアの開き方:上開き
- 外形寸法:幅565×奥523×高850mm
- 定格内容量:100L
- 年間消費電力量:260kWh/年
- 重さ:26 kg
- 電源:100V
- 運転音:35 db
- 付属品等:ワイヤーバスケット、霜取りヘラ
- メーカー製品情報
アイリスオーヤマ 冷凍庫 142L ICSD-14A-W
- 冷凍庫(直冷式)
- ドアの開き方:上開き
- 外形寸法:幅730×奥523×高850mm
- 定格内容量:142L
- 年間消費電力量:245kWh/年
- 重さ:28 kg
- 電源:100V
- 運転音:28 db
- 付属品等:ワイヤーバスケット、霜取りヘラ
- メーカー製品情報
アレジア 冷凍庫 63L AR-BD66-NW
- 冷凍庫(直冷式)
- ドアの開き方:上開き
- 外形寸法:幅477×奥559×高838mm
- 定格内容量:63L
- 年間消費電力量: 210kWh/年
- 重さ:25kg
- 電源:100V
- 運転音:24db
- 付属品等:霜取り用ヘラ、バスケット
- メーカー製品情報
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